NAP:DREAMERSの世界観は、私達の生きている現代世界そのものである。

ただし、NAPという能力を使用することのできる者「NAPD」が
存在しているという点が、私達の認識している現代世界と異なる点だ。

NAPとは言葉に寄らず距離も無視し、ただ念じるだけで双方向の会話(テレパシー)を実現し、さらにはお互い精神世界を共有(アセンション)することにより、声だけでなく外見や無形の感情すら形として顕すことのできる、卓越した精神感応能力である。

精神世界とは、NAPDたちの思考・記憶・トラウマなどが共有された世界であり、
発想しうる限りの全てを、NAPDたちは作り出し世界を塗り替えることができる。

精神世界で、できないことは、何もない。

NAP(ナップ)

音声と距離に依存せずに対話するテレパシーと、精神的なイメージを空間として共有するアセンション。その2つを使用できる能力のこと。

NAPD(ナップド)

NAP能力を有し、実際にテレパシーとアセンションを行う事のできる者のこと。
なお、NAPDは人間に限らず動物・機械・無生物においても確認されており、これら人間以外のNAPDのことはエニグマと総称される。

NOT(ノット)

NAP能力を持たない、旧来の人類のこと。
彼らがテレパシーを受信することはできるが、発信者を察知することも、返信することもできない。
なお、NAPDはNOTの思考や行動をある程度制御することもできる。

アセンション

ただ音声通信をするテレパシーとは段違いの情報量で、精神世界を認識・共有すること。アセンション中の時間感覚は、現実の1秒が精神世界内での1時間に相当し、長時間の精神共有を行ったとしても現実ではごく僅かな時間寝落ちただけのように、周囲からは見える。